保守的経営で営業マン育成を怠っていた会社
安全性 | 流動性 | 1人あたり売上高 | 生産効率 | 営業効率 |
安全性、流動性が高く、財務体質は良好である。
過去、利益も出て正しい納税姿勢を貫いていたことが伺える。
1人当たり売上高が4期連続下落しており、4年間の増収が約5,000万円に対し、従業員は5名増加している。
つまり1人当たり売上高は1000万円となる。
しかし、元々(2010年)で、1人当たり売上高は4716万円であり、新しく入社した5人は、売上を上げない間接人員ばかりと推察された。
1人当たり人件費も312万円から241万円に下落しており、それを裏付けている。
社長はこの指標はノーマークであることが推察される。
その為、生産効率も悪化し、営業効率の改善も緩やかであった。
営業マン育成などが進まず、長期的には成長が失速する可能性があり、それを指摘した。
営業効率はぎりぎり青信号を右肩上がりとなっており、成長するためには、売上増が求められる。
幸い安全性。流動性があり、営業マンを採用する体力は十分にあるため、辣腕営業マンを採用することができた。
その後、生産効率が反転し、営業効率も大きくV字回復した。