M&A・破綻・その他

島忠 DCMからニトリに移ったTOBは、幸か不幸か 財務分析的考察

ホームセンター株式会社島忠に対してのTOBがDCMホールディングス株式会社から株式会社ニトリホールディングスに移りました。?島忠にとってどんな価値があったのでしょうか。

島忠・ニトリ・DCMの経営を鳥の目で見る

?島忠の2020年8月期までの10年間の財務諸表、?ニトリHD10年、DCMHD?5年の分析をしました。

?島忠の最大の悩みは、ジワリとした減収でしょう。増収に転じさせようと努力するも思うようにいかなかったのでしょう。

島忠の悩みどころ

?島忠の営業効率をドリルダウンし、各下位指標を見てみましょう。

営業効率を更にドリルダウンして分析 島忠

減収の中で売上高総利益率を改善させていますが(売上高総利益率は成長の先行指標)、それ以上に販管比率が悪化し、売上高営業利益率悪化が悪化しています。販管費分析にドリルダウンすると何かわかるかもしれません。

売上高の2011年度比を中心にそれより上のグラフが、相対的にコスト上昇したもの、下のグラフがコスト削減できたものです。

賃借料、減価償却費の増加は顕著です。この2つは、資産を取得したり、借りたりすると増加しますから、出店を行っていることが推測されます。出店コストがかさみ、販売費及び一般管理費が膨れ上げり、利益が出なくなっているにも関わらず、減収になったと推察できます。

ニトリを同様の分析をすれば、販管費率は大きく増えず、強烈な増収増益を達成しています。

まとめ 

M&Aなどでどこかの傘下に入る場合、その会社を見抜き自社を伸ばす能力を持っているかどうかを冷静に評価する必要があります。「同業だから、一緒になれば規模の利益の恩恵にあずかれるのでは?」などと理論のみ頼らず、その会社が本当に規模の利益を獲得できているかの数値で分析をすべきでしょう。

編集後記 コロナのニュースがあふれ、コラムに取り上げる企業のキャッチに苦戦します。早く、コロナ禍が収まるといいで         文責JY

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島忠のコラムのZoom解説会を行います。

日常になった今だからこそ、その後の経営により価値のあるM&Aを実施したい筈です。

コラムはM&Aの未来に発現するであろう価値をどのように読むかを詳述します。

ニッチすぎますが、機関投資家の方にも参考にしていただける内容です。(笑)

 

また、2020年11月のアース製薬のZoom解説会から録画を取り、登録された方に見ていただけるようにいたしました。

今回も録画しますので、当日ご都合の悪い方はそちらをご覧ください。登録いただくとそれ以降に動画アップのタイミングでご案内メールが送信されます。

アップはZoom解説会実施後3営業日以内に行います。

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このコラムを、SPLENDID21NEWS第182号 【2021年2月15日発行】として、A3用紙でご覧になりたい方は下記をクリックしてください。

SPLENDID21NEWS第182号島忠・ニトリ・DCM